日本は、バブルの崩壊を経験した国です。そのため、株やFXなどの投資に対して、ネガティブな印象を持っている方が多い国でもあります。これまでは終身雇用制、そして年金制度が機能していたため、資産運用などをしなくても問題ありませんでしたが、老後2,000万円問題もあるように、毛嫌いしている場合ではありません。これからは、積極的に資産運用しなければいけないような時代になってきているのです。
■はじめる前に
資産運用をはじめる前に、まずは自分の状態を正確に把握することからはじめるようにしましょう。最初に確認して欲しいのが、自分が所有している資産です。貯金額や不動産などをなるべく正確に把握するようにしましょう。また、合わせて自分のお給料の額や生活費を見直すことも重要になります。
それらを全て把握すると、これから資産運用にいくらくらいかけることができるのか、土地などの不動産を利用することができるのかなどが明確化されます。資産運用にいくらかけることができるのか、初期投資費用として出せる額、毎月振り込まれるお給料から使用することができる金額を理解することができれば、選ぶべき資産運用のスタイルを絞ることができます。
■どの資産運用方法を選ぶべきなのか
様々な資産運用方法の中から、自分にぴったりの資産運用方法を選ぶ際には、先ほどの投資に費やすことができるお金を把握しただけでは足りません。なぜ資産運用をはじめたいのかを明確化する必要があるからです。資産運用する方の目的はバラバラです。単にお金儲けをしたいからなのか、それとも、本業が上手くいかないため、副業としてはじめたいのか、老後の生活資金を貯めたいのかなど、色々な理由があります。
なぜ、目的を明確化しなければいけないのかというと、いつお金が必要になるかを知らなければいけないからです。例えば、定年退職してから受けとるという目的であれば、時間もありますので、リスクが少ない資産運用方法を選ぶ事が可能ですが、すぐにでもお金が欲しいといった場合には、多少リスクが高かったとしても、利益の得やすい資産運用を選ぶ必要があります。また、目的によって、儲けたい金額にも差があります。それらを把握することによって、自分にとってベストの資産運用方法を選ぶことができるようになるのです。
■投資で失敗しないためには
これから資産運用をはじめようと思っている方は、どのようなことに注目すれば、失敗しないのでしょうか。失敗するリスクを減らしたいと思っている方は、リスクの少ない資産運用方法を選ぶようにしましょう。ローリスクローリターンの資産運用方法を選ぶことが出来れば、当たり前ですが、リスクを軽減することができます。
目的や自分の性格、そしてライフスタイルなどによって、ローリスクな長期的な資産運用を選ぶことができないという場合には、初期投資費用を抑え、余裕を持ってチャレンジするのがおすすめです。特に初心者の内は、どうしても失敗するリスクが高くなりますので、慣れるまでは、トレーニングだと思って、少ない金額でチャレンジするようにしましょう。